小数点は時計表示ではありません
十進時間では小数部分は60分を基準にした割合です。1.75 h は1時間と、その1時間の 0.75 を意味します。0.75 × 60 = 45 なので、1 h 45 min です。1時間75分という意味ではありません。1:45 のような時計形式にはコロンがあり、時間と分が別々の項目になっています。ストップウォッチ、タイムシート、表計算の間で数字をコピーする前に、この2つの表記を区別してください。列に単位や表記規則がなければ、数字から推測せず形式を確認しましょう。
105 分を小数の時間に換算する
105 分続いた作業を例にします。60で割ると十進時間で 1.75 時間です。105 を 60 + 45 に分けても 1 h 45 min で、同じ長さです。逆算では 1.75 に60を掛け、105 分に戻るか確かめます。埋め込みの分→時間ツールでこの例を試せます。別の基準として、30分 = 0.5 h であり、0.30 h ではありません。0.01時間はわずか36秒なので、小数点以下2桁にするだけでも小さな丸め差が隠れる場合があります。
- 105 分
- 1.75 時間
- 1 時間 45 分
日付をまたぐ時間にも注意する
経過時間は時刻ではなく、二つの出来事の間の長さです。時計の 14:30 は一日の中の時刻を示します。開始と終了の時刻から経過時間を求めるには、日付、タイムゾーン、夏時間への切り替わりを考慮する必要がある場合があります。この単位変換ツールは、すでに分かっている時間の長さを時間・分・日で換算するだけです。曖昧な二つの時計表示から経過時間を推定することはできません。同様に、リンク先の時間変換ツールでの一日は固定された 24 時間です。暦上の日付や現地の一日は時計の切り替わり付近で異なり得るため、データがどちらの意味を使うか明記してください。
表のエラーを避ける
タイムシートでは、まず分など一貫した単位の数値として経過時間を保存し、表示や集計の際に換算します。一つの行が文字列の 1:45、別の行が数値の 1.75 なら、そのまま足すと誤った結果になる可能性があります。表計算ソフトでは、セルが時刻形式なのか通常の十進数なのかを確認してください。小数の時間に 60 を掛けると分になり、分の合計を 60 で割ると小数の時間になります。後で計算を検証できるよう、元の開始時刻と終了時刻の記録も残します。
丸めるのは計算の最後にする
経過時間を分単位で測ったなら、十進時間の表示値を丸める前に、測った分数をすべて使って計算してください。たとえば 7 分は約 0.1167 h ですが、0.12 h と表示すると逆換算したときに小さな差が生じます。各行を丸めてから合計した値と、先に合計して一度だけ丸めた値は一致しない場合があります。請求や給与計算での丸め方は別の規則なので、正しい経過時間を求めた後に明示して適用します。変換器がその規則を選ぶことはありません。表示された合計が丸め済みの各行の和と違う理由を説明できるよう、丸める前の経過時間も残してください。
繰り返せる換算手順
元の経過時間と表記を、例えば 105 min = 1.75 h = 1 h 45 min と記録します。埋め込みツールに分の総数を入れ、出力された十進時間に60を掛けて元の値を検算してください。さらに長い期間では24時間を1日に換算できますが、特定の暦日と黙って同一視してはいけません。表を共有するなら、列名を「分」「十進時間」「時:分形式の経過時間」とします。これで 1.75 を 1:75 と読んだり、1.45 を1時間45分と誤解したりするのを防げます。